名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
5限理学療法学研究法演習Ⅰ春A瀬戸 13渡邊 晶規RL3116

【授業情報】

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主題

A関節をテーマにした組織学的検討(動物実験モデル)
Bヒトを対象とした基礎研究

【過去の卒業研究テーマ(一部)】
<A関連>
・拘縮に対する関節モビライゼーション,ストレッチが可動域および関節構成体に与える影響
・関節拘縮に対する超音波治療の効果
・変形性関節症モデルを用いた理学療法効果の検証

<B関連>
・運動中の音楽と会話が自覚的疲労感に与える影響
・長期的なストレッチが筋力に与える影響

上記のような研究課題を通して、最終的(卒業研究まで)には、自ら見出した疑問を自ら検証する方法を理解し、実践することができる力を養います。研究法演習では、まず理学療法分野における研究実践に必要とされる基本的な知識や技術を修得することを目標とします。



指導方針概要

研究法演習では、まず研究とは何か?理学療法分野における位置づけ、研究の種類、研究論文の検索・抄読などの基本的な能力の向上を図ります。
これと平行する形で、研究課題(テーマ)を共に考え、展開したいと思っています。基本的にはやりたいこと、興味のあることに沿って決めていただくのが良いと思っていますが、とりわけ動物実験を希望する場合には、限られた時間と費用、また研究活動を未経験の皆さんでは、新規の研究課題に取り組むことは難しく、また当然ながら私自身の指導も及びませんので、原則、私自身の研究課題に沿った範疇でテーマを決めて取り組んでいただくことになります。一方で、ヒトを対象とした研究の場合、研究課題は何でも受付けます。
いずれの課題においても、課題そのものの成果よりも、それに取り組むことにより、物事の見方、捉え方を向上させ、問題解決方法を高めることを重視します。

【動物実験に関する備考】
実験の内容にもよりますが、動物の飼育期間は2-6カ月におよび、またその飼育期間中は基本的には毎日拘束されることになりますので、当然実験にかかる活動は、本授業時間内におさまりません。よって、希望者が少数の場合は負担を考慮すると、実験規模を小さくする、あるいは実施困難となることもあり得ます。




【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト-テキストは、登録されていません。-
指定図書『はじめての研究法 : コ・メディカルの研究法入門(理学療法学テキスト:別巻)』 千住秀明, 玉利光太郎, 平山ふみ著 神陵文庫 2003.6
『理学療法研究法 第2版(Standard textbook. PT標準理学療法学専門分野)』 内山靖編集 医学書院 2006.5
『関節可動域制限 : 病態の理解と治療の考え方 第2版』 沖田実編集 三輪書店 2013.5

学生に対する希望事項

動物実験希望者:指導概要に記した通り、研究課題はある程度制限させてもらいます。よって、テーマに興味のわかない方は遠慮させていただきます。ただ“受け身で体験した”、“やらされた研究”になりかねないためです。

ヒトを対象とした実験希望者:特にありませんが、著しく自律出来ない方は、研究テーマがいつまでも定まらない恐れがあるので心配です。

せっかくの卒業研究を一緒に楽しんで取り組める学生を強く希望します。

【説明会】
後日連絡

【選考条件】
GPA等のいわゆる成績は一切考慮しません。希望する理由とその熱意、人間性を面接により判定させていただきます。
もし選考となった場合には、『卒業研究を一緒に楽しんで取り組める』ことを自分なりの方法でアピールして下さい。
事前説明会に参加していることも重要な条件とします。