【主題】
産業別、企業別、商品別マーケティング戦略の検討
【指導方針概要】
マーケティングの展開は、現代の企業にとって経営のゆくえを左右しかねない重要なポイントである。
ところが、その戦略は各産業や企業で必ずしも一様に展開されるわけではない。何故なら、例えば、トップ企業と同じ戦略では次位以下の企業はトップ企業に追いつきあるいは追い越すことは困難だと考えられるからである。従ってそこには当然異なった戦略が考えられねばならない。また、ある産業で成功した戦略が他の産業でも成功するとは限らないし、他産業や他企業で失敗した戦略は、全ての産業や企業で失敗するとも限らない。それは各産業各企業で、環境要因、競争要因などが異なっているからである。
さらに、マーケティング戦略を考える場合、基本的には「4P」が中心になるが、たとえば自動車産業のような場合には「ディーラー制度というチャネル」がほぼ確立しており、チャネル管理を考える必要はほとんどなく主の戦略は「新製品開発」になる可能性が高い。一方食品や日用雑貨品のような場合には「価格競争」にさらされることが多く価格維持やチャネル管理といった戦略が主になりやすい、というように、各産業や企業、商品によって「4P」の重点が異なって現れることになる。
そこで、各産業や企業、商品の現実のマーケティング戦略の展開をみることによって、その産業や企業、商品の今後のあり方を考察、検討していくことにするが、各自は自分のテーマを持ち毎回発表、討論することによって理解を深めていくことにする。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト | 各自のテーマに応じてその都度指示する。 |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【学生に対する希望事項】
報告や討論のためにも、新聞、雑誌、テレビなどを通じて、現実の「産業や企業,、商品」の実態を把握すること。