名古屋学院大学シラバス


                シラバス

演習指導概要 詳細

【時間割】

学期曜日時限科目名開講期キャンパスペア単位年次教員名科目ナンバー
4限演習(3年)通年名古屋 43米山 雅浩FE3101
4限演習(3年)通年名古屋 43米山 雅浩FE3101

【授業情報】

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主題

小説(主に児童文学)等の翻訳



指導方針概要

 このゼミでは原則として「卒業論文」は書かずに、「卒業研究」として、英語で書かれた本の日本語への翻訳を行います。翻訳論や小説研究で卒業論文を書きたい人がいれば、教室外で対応します。また、翻訳に必要な基礎知識や訓練は、英米語学科の講義科目「英語翻訳入門」で提供しているので、ゼミでは講義というかたちでは繰り返しません。このゼミを希望する人は、「英語翻訳入門」を履修していることが望まれます。もっとも、小説の英語はTOEICで馴染んだ英語とは違いが大きいので、そのギャップを埋める必要があります。3年生の5月までは平易な英語で書かれた薄めの本を味読し、仮定法や会話部分の文体に習熟するようにします。
 テキストの解読も翻訳も、そもそもはひとりで行う作業です。しかし、一般にゼミでは共同作業が求められるのも事実です。就職に必要とされるコミュニケーション力、客観的な視点、協調性等を培うのに、大学ではゼミが最適な場であるのも理由のひとつです。そのため、このゼミでも教室での作業のほとんどすべては、グループで行うようにします。具体的には、同じ本を訳す人たちが3~5人集まり、英文読解上の疑問点や翻訳上の工夫を相互に出し合いながら、互いにより良い翻訳作品を作り上げるよう協調できるような形にしたいと思っています。
 今回このゼミで取り上げる本は3冊で、それぞれの本を選んだ人たちで3つのグループを構成します。人数に偏りがある場合は教員が調整しますので、第一志望の本にならないこともあるかもしれません。現時点では次の6冊を候補に考えています。(1) The Wizard of Oz (オズの魔法使い)、(2) Charlie and the Chocolate Factory (チョコレート工場の秘密)、(3) Tuesdays with Morrie (モリー先生との火曜日)、(4) Enchanted (魔法にかけられて)。(5) A Bear Called Paddington (くまのパディントン)、(6) Charlotte's Web(シャーロットのおくりもの)。絶版・品切れ等で入手困難な場合は、別の作品を候補にします。



【教材】

※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
  図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
テキスト-テキストは、登録されていません。-
指定図書-指定図書は、登録されていません。-

学生に対する希望事項

 不勉強な学生、欠席の多い学生には、強めの指導を行います。改善しなければ相応の成績をつけます。学則通りの対応なので学生の理解を求める必要はありませんが、念のため注意を促しておきます。