【講義概要】
算数科の新課程における学習の領域、数と計算、図形、測定および変化と関係、データの活用、そして数学的な活動の背景となる数学各分野の内容について、基本的な理解と技能の習得を図る。
自然にある事柄や事象について、数理的な側面から表現を工夫することを通して、数学の概念(考え方や捉え方)を学び、算数科にも活用することができる技能と素養や態度を培う。
本授業は、学部における学科のDP〔知識・技能〕幼稚園および小学校における教育内容の理解と説明、適切な教科指導、〔思考力・判断力・表現力〕初等教育および関連する幼児教育に関する課題の実態把握、改善策の提示、教育・指導計画の立案、情報の整理、〔主体性・多様性・協働性〕積極的に周囲と協力して取り組む態度を見つけ、教育・指導の場面において参加者の立場を考慮することができることを重視している。またCPの関連として、教科、教職の関連領域の知識・技能の習得をねらいとする。
【学習到達目標】
・ものごとを「数・量」という観点から理解する能力を養い、算数科の教材研究と授業づくりを行う基礎となる基本的な数学の知識と能力を身につける。
・児童が算数を学ぶ意味を理解し、計算や表現を考えて行うことができる技術と技能を身に付ける。
・数学の背景と関連性や系統性を知り、算数科の内容や活動に活かすことができるようにする。
【履修上の注意】
疑問点なども積極的に質問すること。適宜授業時において説明をする。
【事前準備学習】
受講前および受講後には、それまでの数学の知識の整理と活用・応用の方法について課題をまとめられるようにする。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | -教科書は、登録されていません。- |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
授業中の小レポート(40%)と定期試験(60%)を総合する。
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション | |
2 | 相似と合同な図形について | |
3 | 図形の特徴と数の計算について | |
4 | 古代の数の表記 | |
5 | n進法をもちいた演習 | |
6 | 素数と合成数について | |
7 | 数量関係について1 | |
8 | ユークリッドの互除法 | |
9 | 割り算と合同式 | |
10 | 数体系と拡大について | |
11 | 数量関係について2 | |
12 | 有限と無限の概念について | |
13 | 関数について | |
14 | 数列とその和 | |
15 | まとめと復習 | |
16 | 定期試験 | |