【講義概要】
この授業では、東アジアおよびアジア太平洋地域の歴史を扱う。15世紀から現在まで中国、イギリス、アメリカ、日本がいかにこの地域をかたちづくってきたのか、時間を遡り学んでいく。ここで得た知識をもとに今後の日本と地域との関係を考えるための視座を手に入れたい。期末テストは行わず、各回の授業終わりに理解度を確認する確認テストにより評価を行う。
【学習到達目標】
東アジア・アジア太平洋地域に関する新聞記事を読み、その内容が大筋で理解できるようになることを目標とする。
【履修上の注意】
CCSから資料(講義で用いるパワーポイントのスライドをPDFファイルにしたもの)をダウンロードし、目を通しておくと講義の流れが把握でき、理解しやすくなるだろう。
確認テストは論述式で講義内容の理解が問われる。講義内容をもとに自分の言葉で解答をまとめることができるかが試される。ネットで検索した内容を書き写しても評価対象とはならないので注意してほしい。
【事前準備学習】
授業では「七年戦争」や「産業革命」など中学・高校で学習した歴史的事項が頻繁に登場する。授業の予・復習として知識を補い理解を確認していくようにしてほしい(1週あたり3時間程度を想定)。その際は高校世界史の教材(教科書・資料集の類)を利用することが最も効果的であろう。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 教科書は使用しない。 |
参考書 | 『最新世界史図説タペストリー』 帝国書院編集部 帝国書院 各年 参考書は各回の講義で紹介するが、復習・発展学習に特に役立つと思われるものを1冊挙げておく。
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指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション/「海の道」と東アジア・アジア太平洋 | |
2 | 明の「海の帝国」 | |
3 | 「交易の時代」の終わり | |
4 | イギリスの「海の帝国」1 自由貿易の帝国 | |
5 | イギリスの「海の帝国」2 中国の編入 | |
6 | アメリカの登場と台頭する日本 | |
7 | 十五年戦争1 日米の対立 | |
8 | 十五年戦争2 アジア太平洋戦争 | |
9 | アメリカの「海の帝国」1 地域構想 | |
10 | アメリカの「海の帝国」2 日本の東南アジア復帰 | |
11 | 開発独裁の時代 | |
12 | 雁行型経済発展 | |
13 | 中国の「改革開放」 | |
14 | 開発独裁の終わりと冷戦終結 | |
15 | 21世紀のアジア太平洋 | |
16 | 定期試験期間 | |