【講義概要】
「英会話2」では、前期の「英会話1」で実践したことを踏まえて、自分自身のリサーチの成果を、アカデミックで求められる形式において、英語で発表する力を養う。具体的には、アカデミック・プレゼンテーションのスキル、および学術発表で頻出の英単語や定型表現、英語での表記の仕方、スライドの組み立て方などを学び、全員が英語でプレゼンテーションする。
具体的には、「英会話1」よりも、「英会話2」では、より精緻したリサーチを目指す。特に、自分で実施したアンケート調査結果の一部を、最終発表時にどこかのスライドに組み込むをことを必須とする。
本講義では、これまでの「読む」「聞く」「話す」「書く」という4技能の定義を、AI時代に即した4技能「1. 収集 する(collect)」「2. 整理する (organize)」「3. 分析する(analyze)」「4. 発信する(present)」に捉え直す。この新4技能には、英語だけではなく、PowerPoint の使い方、問いの立て方、リサーチの仕方など英語以外の部分も含まれる。また、英語で発信することに対する抵抗感を取り去るために、「DeepL翻訳」「ChatGBT」を積極的に活用し、その精度と問題点の両方を学びながら、「AI翻訳リテラシー」を身に付ける。なぜならば、社会人になると、現存する様々なツールを使って、自分自身で何とかして、英語で発信する力(自立した英語学習者)が求められるからである。
本講義は、教員が知識を一方的に伝授するものではなく、むしろ学生自身が主体となって、発表とフィードバック、意見交換できるような場所になることを目指している。受講生には、自分自身の中で生じた「なぜ?」を大切にして、正解のない問いを探究する面白さをぜひ体感してほしい。
【学習到達目標】
・基礎的な英語表現を用いて、英語で発表することができる。
・パワーポイントを用いて、英語で、動画や写真等を積極的に組み込んだ発表することができる。
・大学で求められるアカデミック・プレゼンテーションの形式に基づいて、英語で自分の主張や意見を、事実や根拠に基づいて発表することができる。
【履修上の注意】
1.配布されたPCを毎回の授業で持参すること。
2.遅刻3回で1回の欠席(単位の習得には3分の2以上の出席が必要)。
3.欠席などは事前に教員に連絡することが望ましい。
【事前準備学習】
・各自のテーマに関する調査を進め、信頼性の高い独自の調査やデータ、資料を集めておくこと。
【教材】
※指定図書は担当教員が、学生が必読すべきものとして指定する図書のことです。
図書は図書館に置いてあり、1週間借りることができます。(一部貸出不可の図書もあります。)
教科書 | 教材は、随時教員が提示するため、本年度は教科書は使用しない。しかし、来年度はWeb版の教科書を公開予定である(現在作成中)。 |
参考書 | -参考書は、登録されていません。- |
指定図書 | -指定図書は、登録されていません。- |
【評価方法】
1. 中間発表【10%】※3分以内。
2. 最終発表【30%】※5分以内。
3. Term Paper【20%】 ※最終発表の内容を加筆・修正して150-200 words で要約する。
4. CCS上での「レポート」提出【20%】
5. CCS上での「小テスト」提出【10%】
6. 参加度・発言・貢献度など【10%】
【講義テーマ】
回数 | テーマ | テーマURL |
1 | オリエンテーション、春期「英会話1」の復習 | |
2 | 文献の調査 | |
3 | 捏造・改ざん・剽窃 | |
4 | アンケート調査の方法 | |
5 | Introduction | |
6 | 中間発表の準備 | |
7 | 中間発表 第1週 (1人3分以内) | |
8 | 中間発表 第2週 (1人3分以内) | |
9 | 中間発表の反省 | |
10 | 引用の方法 | |
11 | 表・グラフのリテラシー | |
12 | 最終発表の準備 | |
13 | 最終発表 第1週 (1人6分以内) | |
14 | 最終発表 第2週 (1人6分以内) | |
15 | 最終発表 第3週 (1人6分以内) | |
16 | ※ 定期試験は実施しない。 | |